中古物件の購入を考えたときに気になるのは、どのような点に注意するかということではないでしょうか。
簡潔に答えると、「目先の金額で購入を決めない」ということがポイントになります。ここでは、中古物件の購入の際に注意すべき点について詳しく説明していきます。これを参考にして、納得のいく物件を選び、幸せな生活を手に入れましょう。
中古物件の購入でよくある失敗
まずは中古物件の購入の際によくある失敗について見ていきましょう。「こんなはずじゃなかった……」と後悔してからでは遅いので、よくある失敗を知っておくことが重要なのです。まずは「欠陥住宅だったケース」です。中古物件を購入して実際に住み始めてから、家の傾きに気づいたり、壁や天井にシミがついていたりと、欠陥部分に気づくといったことがあります。このほかにも、住み始めてから気づくことの1つに「土地や周辺環境がよくないケース」もあります。騒音があったり、近隣とのトラブルがあったり、様々なケースが考えられるでしょう。
中古物件の購入で失敗しないための注意点とポイント
失敗してしまったケースを通して、「何に気をつければよかったのか」、中古物件購入の注意点を検証していきます。
欠陥住宅を避けるためにホームインスペクション業者に依頼する
ホームインスペクション業者とは、住宅診断をしてくれる第三者機関です。購入者が自らの意志で依頼するもので、利害関係のない中立の立場から、建築のプロが建築物の価値を見極めてくれるサービスです。インスペクション(検査・点検の意味)を受けるタイミングとしては、現地見学をして「購入してもよさそうだ」と判断ができたときです。依頼する際の費用につきましては調査項目によって異なりますが、5~15万円を考えておくとよいでしょう。ちなみに、耐震性能を確認したい場合は耐震診断士に依頼する必要があり、費用は木造住宅・延床面積120㎡で、おおむね20~50万円が相場とされています。
周辺環境の良し悪しは事前に必ずチェックする
家の欠陥はリフォームで変えられる部分が多いですが、土地や周りの環境はなかなか変えられません。慎重に周辺環境のリサーチをすることが望まれます。土地の形状、昼と夜の周辺の様子も確認しておきましょう。例えば、実際に近くで生活してみるのもよいかもしれません。最近多くなったゲストハウスなどの簡易宿所に数日間宿泊し、実際にそこから通勤などをしてご自身の生活のシミュレーションをしてみると周辺環境がわかるはずです。また、近隣の住民の方に「今度この街に引っ越してこようと思っているのですが、この周辺の環境はどうですか?」と尋ねてみると、詳しい情報を教えてくれることがあるかもしれません。ぜひ積極的に地元の方に話しかけてみましょう。
以上、中古物件の購入における注意点やポイントを見てきました。ここまでお伝えしてきたように、中古物件を購入する際には慎重に選ぶことが何よりも大事です。「安いから」という理由だけで中古物件を決めてしまうと、欠陥住宅だったり、生活環境が悪かったりなど、様々な問題が生じてしまうかもしれません。安く購入したいという理由で中古物件を探しているのなら、その物件の真の価値を見極めてください。見極める方法はもうすでにお伝えしているのでわかりますね。インスペクション業者に住宅診断を依頼したり、物件の地域に住んでいる方に話を聞いてみたりするという方法です。これを参考にして、満足できる中古物件選びをしていきましょう。私たちも物件選びをサポートしていきます。何か疑問に思うことがありましたら、スミカ・クリエイトにお尋ねください。担当スタッフが丁寧に対応いたします。