家のリフォームを検討している方が心配されるのは、やはり費用のことでしょう。予算オーバーになってしまうことがないように資金計画をしっかり立てることが大切です。とはいってもどこから考えていけばよいものなのか疑問に感じている方もいるはず。ここでは、資金計画の立て方について詳しく見ていきます。
ステップ1 リフォームの資金計画は余裕をもって決める
一般商品のように、リフォーム工事には定価がありません。同じような工事でも、場所や環境、工事を請け負う会社、工事の進め方などによって金額はバラバラです。さらに、古い家のリフォームの場合、解体をしてから思いがけない追加工事が出てくることもあります。資金計画通りに進むことは珍しいのです。ですので、資金計画は余裕をもっておくことが大切なのです。
ステップ2 資金計画より先にイメージづくりをする
ここで質問をします。あなたは、どのようなきっかけでリフォームを検討しましたか?
・親と二世帯で暮らしたい
・子供が大きくなってきたので部屋を増やしたい
・健康に配慮した自然素材の家に住みたい
・水回りを快適にしたい
・外装をきれいにして資産価値を高めたい
・親が高齢のため、手すりやスロープをつけたい
・太陽光発電をつけて電気代や自然環境に配慮したい
様々な目的があるのではないでしょうか。リフォームをするきっかけを把握したら、さらにメージを固めていきます。リフォームをするうえで好みのテイストを考えてみてください。
・モダンスタイル
・ナチュラルスタイル
・クラッシックスタイル
・北欧系
・和風系
などです。これらのキーワードに、どのようなデザインがあるのか、インターネットで検索してみましょう。例としましては「リフォーム モダン」などで検索します。その他にもリフォーム雑誌を読んだり、リフォーム会社が開催しているオープンハウスなどに足を運んでみたりするのもイメージづくりに役立つでしょう。
ステップ3 リフォームにかかる費用のおおよその目安を知っておく
リフォームは見えていないところにも費用がかかるものです。しかし、おおよその目安を知ることで準備ができます。ここでは、一般的な工事費用の目安をご紹介していきます。
・システムキッチンの交換工事……100~150万円前後
・6畳の和室を洋室にする工事……50~100万円前後(物入れも含む)
・玄関扉交換工事……20~50万円前後(玄関リフォームの場合は30~80万円前後)
・外装の塗り替え工事……100~150万円前後
・トイレ、洗面、浴室の交換工事……80~150万円前後
ステップ4 見積りは細かくチェックする
それではリフォーム会社におおまかな予算を伝えて見積りを出してもらいましょう。同じ条件で他のリフォーム会社にも見積りを出してもらいます。3社ぐらいがおすすめです。1社だけでは比較できませんし、多すぎても選ぶのが大変だからです。見積りを出してもらったら、詳細を確認しましょう。
ステップ5 リフォーム工事費以外にかかる費用について考えておく
ここでは、リフォーム工事以外にかかることがある費用について、ピックアップしておきます。
・トランクルーム……荷物や家具がある場合、保管する場所として必要になる場合があります。
・駐車場……工事車両の駐車場が必要になる場合があります。
・確認申請手数料……10㎡を超える増築に必要となります。
などです。上記を踏まえて資金計画を立てることが大事です。
ステップ6 補助金の申請や融資が適用されるか確認する
工事の内容によって、一定の要件を満たしていれば、所得税の控除や固定資産税の減額を受けることができます。耐震補強、省エネ性能、介護リフォームなどの工事をする場合、依頼するリフォーム会社に相談してみましょう。条件や時期によって適応される可能性があります。
以上、資金計画の立て方について見てきました。ここでご紹介した内容を参考にゆとりある資金計画を立ててください。
なお、リフォームにどれくらいかかるものなのか、資金計画はどのように立てるべきなのか、より詳しく知りたい場合には弊社までお気軽にお問い合わせください。専門のスタッフが丁寧にご対応いたします。