方法1:不動産会社に買い取ってもらう
買取のメリット
買取には様々なメリットがあります。まずは、素早く売却できるということ。仲介の場合は、買い手を探すところから始まるので、早くて3ヶ月ほどかかります。買い手が見つからないということも往々にしてあるでしょう。一方、買取の場合には、買い手は決まっているので、1ヶ月ほどで売ることができるのです。
そして、売買契約の相手が不動産会社ですので、仲介手数料はかからず、内見の必要もありません。さらには、瑕疵担保責任がないというメリットもあります。
買取のデメリット
買取には、1つのデメリットがあります。それは、売却価格です。仲介と比べて様々なメリットがある一方、価格に関しては仲介で売るよりも下がってしまいます。具体的には、仲介で不動産売買をおこなう場合と比べて、7~8割ほどの価格となります。なぜ価格が下がるのかというと、不動産会社がリスクを回避するためです。買い取った不動産が売れなければ、不動産会社がその負担を負うことになります。売れない不動産は価格を下げて販売することになるでしょうし、売れない期間にも税金はかかります。こうしたリスクとの兼ね合いで、7~8割ほどの価格となるのです。そのため、そこまで急ぎで売りたいわけではなく、不動産を高く売りたいという場合には、買取よりも仲介で契約するのがおすすめです。
方法2:相場よりも安く売りだす
不動産相場を調べる方法
相場を知るためには、チラシやウェブサイトを活用しましょう。周辺の物件情報を見ると、大体の売り出し価格が分かります。もちろん、築年数や間取り、立地によって価格が変わってくるので、正確な相場は分かりませんが、目安を知ることができるでしょう。ただ、注意しなくてはならないのが、どれも売り出し価格だということです。この中の物件はどれも売れたわけではありません。実際の取引価格などを知りたい場合には、国土交通省が運営しているウェブサイト「土地総合情報システム」がおすすめです。売り出し価格の相場と、取引された価格の相場を見て、それを参考に、少し低めの価格に設定することで、早いタイミングで売却することができるでしょう。
売り出し価格を低く設定することで得することもある
価格を下げて売ることは、必ずしも売り手の損につながるわけではありません。なぜなら、売却活動が長引くほど費用がかかり、利益が少なくなってしまうからです。売却活動の費用がかかってしまうだけでなく、固定資産税や都市計画税といった税金がかかります。さらに、売却活動が長引いて築年数が増えると、価格を下げざるを得ません。思い切って売り出し価格を低く設定して、早い段階で買い手がつくことで、価格を高く設定するよりも実質的に得をするということもあるのです。
方法3:仲介と買取をかけ合わせた買取保証を利用する
不動産売買に関するご不明点等ありましたら弊社までお気軽にお問い合わせください。専門のスタッフが丁寧にご対応いたします。