災害ボランティア活動
ツイッター上では実況していましたが、
さんま祭りが縁で目黒区の友好都市である
宮城県気仙沼市の災害ボランティア活動に
参加していた一行が昨日戻ってきました。
7月17日の夜に出発、18日&19日の日中に活動、
20日未明には東京に戻るという強行スケジュールになりましたが、
とりあえず怪我がなかったので一安心です。
今回は地域密着を標榜するわが社の使命ということで、
弊社代表の発信で募った有志が参加、
なかなか地域密着をかたちにするのは難しいので、
こういう地域に縁ある活動は今後も継続的にしていきたいと思います。
ここからは参加者による現地レポートをまとめます。
一日目は個人所有の畑と田んぼのがれき処理、
敷地内にはビニールハウスの残骸やどこから流れてきたのか
自動販売機や電柱もなぎ倒されていたようで、
どうにか手作業でいけるものを中心に運んだようですが、
実際に田んぼや畑を再開できるめどはつかないという状態だったそうです。
二日目は個人宅のがれき撤去、建物は跡形なく流されていて、
残った基礎部分のコンクリート、海から流れてきた船の錨、
大きな石や木を中心に撤去したようす、だいぶ草もむしって、
一日目に比べて見た目に達成感があったと聞いています。
ただ草むしりすると蛇がでたり、がれきの下に猫の死骸があったり、
大量のハエが飛んでいる状態だったそうで、
さらに暑くなったらと心配していました。
いまは震災直後に比べ、めっきりボランティアの数も減っているようです。
それにもかかわらず、お隣の南三陸町を訪れた三ヶ月前に比べて
がれき量は減っていないとのこと、ここは国に早くなんとか手をうってもらわないと
厳しいなと言っていました。
あと印象的だったのは、この地域が好きだからここを復興するんだという気概、
そして家族や地域のひとたちと支えあうから前に進めているのを肌で感じたそうです。
東京でもなにがあるかはわかりません。
これから家を探すとき、この家族や地域のひとたちと支えあう
という視点においても、いままで以上に真剣に考えなければならないと思います。