弊社の加盟するセンチュリー21は米国で誕生した不動産流通ネットワークです。
世界中で広く展開していて、日本には約800の店舗があります。
直営店ではないフランチャイズシステムを採用し、
各店舗の結束がブランドパワーを生んでいるのが特徴となっています。
ただ国内はともかく、各国の風土や不動産事情も違うため、
ブランドへの誇りと黄色いジャケット着用は一緒でも、
交流と呼べるものはありませんでした。
たまたま弊社には、米国出身のジェイソンが在籍しているので、
これまでにも幾つか海外の加盟店経由で取り引きさせていただきましたが、
これは稀なケースだと思います。
そんななか、一昨日にセンチュリー21台湾 御一行様の来訪がありました。
台湾の勤勉な国民性が日本人に近いそうで、社員教育や研修制度、
広告や営業活動等のいろいろなことを、弊社を含めた首都圏の加盟店
四社を視察に回るそうです。
いろいろな質疑応答で予定時間をオーバーしましたが、弊社がこだわる
「新卒採用」、企業スピリッツである「育成至上」の考えかたに、
深く興味を持たれている様子がつたわりました。それがテクニックではなく、
こういう顧客志向の本質の部分であることに驚きがありました。
不動産は動かせない固有なもの（投資商品は別）ですが、まだまだ
各業界がコストやアイデアでグローバルな競争をしているような状況にはありません。
そこに甘えて、私たちの業界はどこか内向きで遅れていると感じます。
いつかその甘えが命取りにならないよう、こういう海外の方々の積極性や
向上心を見習わなければならないと気づかされました。